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霊感なしのスピリチュアルオタク

幣立神宮の巨木は片側にしか枝が張らないっていうけど・・・

スピリチュアルオタクのくせに現実的な考察をします。

幣立神宮には杉の巨木がたくさん生えています。それらの大部分は、片方側にしか枝が張っていない不思議な形をしていると言われ、磁場かなにかの影響かという人もいます。

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特にこの木は裏五百枝杉と言って、反対斜面にある表五百枝杉と左右対称であるかのように片側だけに枝が張っています。

 

このように枝が張る原因は、杉の植林の林に入ったことがある方なら分かると思います。結論から言うと、神宮の敷地のほとんどが大昔の杉林であり、表の五百枝杉が林の南端で裏五百枝杉が北端だと考えられます。

さらに言うと、原生林ではなくて昔の人(または古代人)が植えた植林の可能性の方が強いと思います。

 

植林というのは木の畑です。ある程度密生して植えられた杉は、周りの木よりも高く伸びようと、まっすぐひょろ長くなります。横に枝や葉っぱをつけても周りの木のせいで日光不足になりますから、ひたすら上に伸びて頭だけこんもりと葉っぱが茂ります。

木が小さいうちは、「枝打ち」と言って幹だけ伸びるように枝をなたで落としてしまう処理もします。林の端っこの木はどうせ片側に枝や葉っぱが茂ってきれいにまっすぐ伸びないので、放っておかれます。

 

だから植林の端っこの木は、林の外側にだけ枝を張ることができます。外側はライバルがいませんから、枝だけではなく根っこも外側に向かって太く大きく伸びていくことでしょう。

木が大きくなった分だけ必要なら間伐(まびき)をくりかえしていくと、立派な太くて真っすぐな材木が育ちます。古事記の時代にスサノオが「日本には浮く宝がある」と言ったのがまさにこういった杉であり木であり、柱です。宝石でも石炭でもない、水に浮く資源です。

 

きっと、今の拝殿がある頂上の辺りには片側どころかどの面にも枝が少ない立派な杉が生えていたと思います。その大事な資源、浮く宝は時期が来たら伐採されて活用されたことでしょう。行ってみれば、片側だけに枝がある今の巨木は、パンやカステラの耳みたいな売り物にならない部分だったのだと思います。

とはいえ長きにわたった「隠れ宮」時代の神宮を隠すという重大なお役目も担っていたのでしょう。

 

特に神宮の裏側では、その裏五百枝杉のさらに外側にもたくさんの杉が植えられています。あきらかに年代が若いその杉たち。その中のいくつかは遠い将来今の大杉のような大木に生長するのでしょうか。

スサノオもそういう将来を見据えながら、まだか細い杉の若木をながめていたのでしょうかね。