新まにあリュージョン!

霊感なしのスピリチュアルオタク

阿蘇神社の火振り神事はごぜ迎えのハイライト。じゃあ、ごぜ迎えっていったい何?

「女神」と「水」と「龍」から導き出される「瀬織津姫」のキーワード。

さらに「封印」とか「失われた」というミステリアスなワードが追加されます。

 

いいか悪いか別にして、私が瀬織津姫のキーワードに引かれたのは、たまたま本屋で立ち読みした山水さんの著書でした。

その本には偶然、私のすぐ近所にその瀬織津姫とゆかりの深い「塩井神社」があると書いてありました。ここから、瀬織津姫という神様に縁を感じるようになりました。塩井とは、昔は貴重であったであろうお清めの塩と同じくらい祓いの効果がある水が流れる場所という意味のようです。神社の入り口にある御手洗は、御塩井とも言われると最近になって知りました。

 

ごぜ迎えというのは神様の結婚式であり、毎年阿蘇神社の神様がお嫁さんを迎えるという神事です。火振りは、お嫁さんを迎えるのが夜になるから、みんなで周囲を明るく照らしましょうという意味のようです。

ちなみに火振り神事は、人々が阿蘇神社の神社の境内で火のついた藁束を振り回す風景がとても幻想的で、観光資源としても大切なイベントです。だからそこだけがクローズアップされがちです。

 

誰が誰と結婚するのかがチンプンカンプンだったのですが、やっとわかりました。

阿蘇津姫のお父さんの、草壁吉見の神様である彦八井(=国龍神)の結婚の儀式だそうです。ただし、民話ではいつの間にかその子孫の話にすり替わっているそうです。

 

その民話とは、天女の羽衣伝説です。

まさに童話の天女の羽衣とほとんど同じ内容です。国龍神が天女と結婚して、阿蘇津姫らが生まれた後に、羽衣の隠し場所がばれて天に帰っちゃったという話。

国龍神は天女が恋しいあまり、一般人から毎年そっくりさんをお嫁に迎えるけど、やっぱり違うなと毎年同じことを繰り返すのがごぜ迎えだと。

いや、国龍神ではなくて阿蘇津姫の兄弟の新彦命のお嫁さんだろうと一般には思われているようですが、国龍神だという有力な証拠があります。

火振り神事の時期には、地元では阿蘇神社と関係なく、民間行事として年祢の神様(=国龍神)のお祭りがあったのですって。むしろ火振り神事がその一部だったと。

 

さて、ここから先はファンタジックな想像でしかないのですが、娘の阿蘇津姫よりもそのお母さんの天女の方が、なんだか瀬織津姫っぽい感じです。阿蘇は大昔はカルデラ湖であり、神話の舞台となった時代にはかなり水は引いたものの、まだ沼地や湿地や池はかなりたくさんあったようです。

黒川地区にはそのごぜ迎えの中継地点である浜神社がありますが、残った小さな湖の浜ということでしょうし、行水する天女はまさに水の神様ってイメージですから。

天に上がってしまわれるのも、なんだか妙見信仰とか織姫を連想させますしね。

 

そう考え始めると、瀬織津姫の分け御霊は代々受け継がれるのか、または強すぎるイメージとパワーが他の神様の信仰のさまたげになるからうまく分散させたのかとか、さらに騒動が膨らんじゃいます。ここらへんは、あくまで気楽な想像です。いろんな仮説を立ててみるのが楽しいのですから。

 

阿蘇神社関連を調べると家系図には十二宮もの神様がいて、大家族なんですね。

その中には、他にもなんだかミステリアスな連想をさせられる神様がいます。

またいずれ。