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阿蘇の霜宮と妙見信仰

地元の阿蘇の神社の話題です。霜宮は、鬼八伝説とは似つかわしくないような、清々しい場所で、初めて訪れて以来すっかり気に入りました。あまり使いたくない言葉ではありますが、私はパワースポットだと思っています。

 

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過去記事の使いまわし写真ですが、この小さな湧水池が好きです。

 

 

図書館で見つけた「神々の祭と姿 (佐藤征子 著)」という本に、その霜宮の起こりについての記述がありました。

霜宮の起こりについて、北嶋雪山の「國郡一統志」、

(※中略。他いくつかの資料)

によると、「健磐龍命阿蘇国に至った時に寒霜が早く降って五穀が実らずに民が嘆いた。そこで命が七月七日、天の七星に祈って小社を建てた。以後五穀が豊熟するようになり、毎年の祭りとなったと記す。

さらに、

健磐龍命が天の七星を祀ったとする説について、阿蘇惟馨はわが国では上古、星を祀ることはない。大神が北斗を祀るとするのはおぼつかない。霜宮は北斗ではなく天神ではなかろうか。豊後国直入郡の建(健)男霜凝日子神社を昔から阿蘇社の末社という。この社について由縁はないかどうか考える必要があると述べている。

とのことです。引用文中の「タケオシモゴリヒコ」は、祖母山の山頂にも祭られているという記述もあります。

 

普通に考えたら、建男霜凝日子神社=鬼八かもしれませんね。

祖母山は初代天皇のおばあちゃん、つまり豊玉姫(豊玉毘売)が祭られているからその名がついた山です。

豊玉姫と鬼八がイコールとは考えづらいですから、私は豊玉姫も鬼八の霊を鎮めていると考えちゃいます。

するとさらに、それほどに強力な鬼八だからますます国龍神と同一神である可能性をも考えちゃいます。

 

話は引用文に戻りますが、「国では上古、星を祀ることはない。」と書いてあることには違和感を感じます。私がここ最近になって仕入れたニワカ知識と照らし合わせると、北斗七星や北極星、つまり北辰を祀る妙見信仰は八代や南阿蘇の至る所にあります。

その妙見信仰は、水と結びついています。

 

水と星と言えば、やっぱり海です。

大体が塩を神聖なものとすること、特に御塩井という言葉も、もともと海水にも関係あるのじゃないかと考えます。

 

阿蘇神話街道」の著者である山村さんも、草部吉見神社のお祭りで使われる「青ハゼ」という仮小屋の起源の考察などから、草部のご先祖は海からやってきた説を支持されているようです。

 

九州のど真ん中の、内陸も内陸の阿蘇ですから、海を連想させる北斗よりも太陽神(天神=天津神)を祀ったと考えるのはまあ、それはそれで自然な流れでしょう。

しかし、天神を祀ったのだとしても、私はくいさがります。天神も、もともとは北斗星信仰であった可能性がゼロではないからです。しかし、それについては私はまだ知識がありませんから保留です。

 

ただ、どこまでが旧勢力なのかの線引きは置いといて、鬼八(や国龍命)のような、古い、まつろわぬ神(新勢力側にとって、従わない勢力)は、星を信仰する民族だったのじゃないかなと考えます。

もちろん、織姫にも例えられる瀬織津姫も関係があると思っています。