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新まにあリュージョン!

霊感なしのスピリチュアルオタク

阿蘇の神話で健磐龍命がナマズを灰にしたという伝説の地を眺めながら考える

阿蘇の神話では、阿蘇カルデラはもともと巨大な湖でした。健磐龍命(タケイワタツノミコト)一部をけり崩して、湖を干上がらせると、巨大なナマズが現れました。

そのナマズを切り殺し、焼いた場所が灰塚という地名で残っています。

 

ある朝、たまたま雲海というか、朝霧が出ていました。

すると、阿蘇の平野にある見慣れた風景、本塚と北塚の双子の丘がいつもと違うことに気が付きました。

外輪山と、その一番高い見晴らし台となっている大観峰をバックに、手前に見えている丘。2つなのかとも思っていましたが、3つなのですね。手前にある低いのがその灰塚のようです。

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秋から冬にかけて、たまにこんなきれいな朝を迎えます。

 

手前の丘にズーム。

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右下の低い丘が灰塚。

しかし、焼いて灰にした地名まで残っているのに、この鯰の霊を祭ると言われる国造神社では、神話のオチがちょっとトーンダウンします。

下の写真は、国造神社の由緒書きです。

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「鯰は頭をたれてミコトに別れを告げるように去っていったと伝えられている」

鯰は、この地にもともといた先住民の比喩だということは、国造神社の神主さんさえ「神主としてではなく、民俗学上で考えるなら」という前提ではありますが、認めていらしゃることです。

 

以前もこのブログに書きましたが、ナマズはどうやら長野の諏訪神社と関連があるようです。まだ私の理解力は追いついていませんが、これがどうも出雲の神から派生した派閥のようです。

健磐龍命タケミナカタ(建御名方命)という諏訪神社祭神の子孫(または子孫の婿)である武五百建命(たけいおたつ)と同じ神様だと言われています。

そしてナマズはタケミナカタの眷属(使い=仲間)です。

 

だとすると私が混乱するのは、本来は出雲勢力である健磐龍命が九州にやってきて、同族のナマズ族を駆逐したという矛盾です。

国造神社の表現が正しいのだとしたら、健磐龍命は仲間を救いに来てどこかに逃がしたという話なのでしょうか。

 

もう推理小説のようで、誰と誰がグルなのか複雑すぎて仮説が追いつきません。

灰にしたという伝説の地名が実際にあるからこそ真実なのか、そういう伝説を作ることによって情報を操作したのか。

 

阿蘇神話というマイナーな部分から入って、古事記記紀の謎解きにも大いに関係がありそうだということに広がってきたので、もう混乱しまくっています。

パズルのピースが多すぎるのです。

まるで、「瀬織津姫」と「阿蘇神話」と、「古事記」という3つのパズルのピースがぐちゃぐちゃに混ざっているような感じです。

 

例えば、これも書いたことがあったか、「ナマズ」というのは、魚のイメージよりも「魚へんに念」と書くこの漢字の意味の方が強いのではないかとも感じます。

念とは、「積年の恨み」という意味の念です。菅原道真とかと一緒です。そういう直観というか気づきのようなものが、まずはあっているかどうかですが、それはそれぞれのパズルに当てはめてみないとわかりません。

 

まだまだ全容はつかめませんが、とりあえずナマズを焼いたという地名が残っているという、たった一つのピースの話でした。