新まにあリュージョン!

霊感なしのスピリチュアルオタク

「蘇我氏の正体」と鬼と神と物と・・・

関裕二さんの本を読んでなるほど、と思うのは、多神教の日本では古来、神と鬼がもともと同じものであり、さらにそれをひっくるめて「物」と表現する習慣があったということです。

もののけ、つきもの、もののふ(?)、大物主。この考え方でいけば、オオモノヌシは神同然のすごい王様だということです。そして、祟るものです。

祟るものの典型はご存知、菅原道真です。

 

これは私の理解の仕方ですが、こういった生きてる間にとんでもない優秀な逸材というのは、まさに神がかりであり、神の依代としての宿命を持って生まれるのではないかと思えます。

しかし、現世に生きる対抗勢力にとっては邪魔な存在であるし、多神教なのですから唯一無二の存在ではありません。だから、その存在を邪魔に思う人は陥れます。

陥れて亡き者にしますが、後で祟られます。

祟られた側は、何とかその霊を鎮めようと祀ります。場合によっては封印します。

だから祟るものを調べると、それが不当に消された歴史上のカギを握る有力者である証拠になるということになります。

 

関さんの主張を、私が解説するとどうもスピオタ表現になっちゃいますが、私はこう理解しました。

もちろん、祟るかどうかだけではなく、ちゃんとした考察や推論もあります。

 

なるほど、と改めて思ったのは、西日本が中心で古代の文化が進んでいくのは、瀬戸内海という水路があるから各地の交流が円滑だったのですね。さらに、鉄が入ってくるのは韓国ルートしかないから、ますます水路は重宝されます。

しかし、九州と本州を結ぶせまい関門海峡を封鎖されると、もう近畿には鉄が入ってきません。流通が止まっちゃうわけです。

なぜって、日本海側は全て出雲勢力が握っているからですね。

だから出雲は結構勢力が強くて、古事記日本書紀で言われるほど、古代の日本という国はまとまっていたわけではないということです。

 

関さんの説では、邪馬台国は、北九州周辺のようです。それを制圧して滅ぼしたのが、神功皇后です。別名、トヨです。トヨはヒミコの跡継ぎとかではなく、制圧者なのです。

 

で、関さんは歴史作家という肩書です。これがどういう立ち位置なのか、それがよくわかりません。というのは、謎解きミステリーだったらオチを言わないのがマナーでしょうが、歴史を自分なりの考察と推論を交えて分かりやすく説明しているのだったら、結論から入っても問題はないでしょうから。

 

・・・すいません、簡単にネタバレしていいものかどうか迷うので、あえて簡単に結論を書かないようにしちゃいましたが、そのように祟るものというキーワードで調べたり、あるいは別の角度から調べたりと話が進み、最終的には・・・

(ここからネタバレですから、本を読みたいという方はやめておいて下さいね。)

 

 

神功皇后武内宿禰が夫婦で、その子供が応神天皇だということです。

武内宿禰(たけうちすくね)はいろいろぼかされていますが、蘇我氏の祖先です。だから、蘇我氏の子供が天皇であるという歴史を覆すすごい話になります。

 

では、神功皇后の夫だと言われている仲哀天皇とは誰かというと、「ヒミコの跡継ぎをしていた男」だと。言ってみれば、ヒミコと神功皇后は敵対関係であるのに、仲哀天皇という存在を作り上げることでそのあたりもぼかし、蘇我氏系譜だけ外して他をうまく伊勢の勢力だったことにしたということです。

 

しかし、神功皇后は裏切りにあって、本州に帰れなくなります。そこで九州を南下して逃げ延びた話が、「天孫降臨」の逸話だというのです(!)。

さらに。猿田彦武内宿禰と同一人物で、韓国出身の天日槍とも同一だそうです。

(ただし、韓国というのは世界と日本をつなぐ文化の通り道だと私は解釈していますから、日本民族の祖先が韓国人だとは簡単には考えられません。むしろ私は、当時の韓国が日本の一部だった時代があって、そこで鉄やその他の貿易で勢力を強くした日本人が本州に戻ってきたと考えています。)

 

さらに。関さんの説では、応神天皇と初代神武天皇は同一人物です(たしか、崇神天皇も同じだったと考えてらっしゃったはずですが、ここは未確認です)。

 

猿田彦となると、その奥さんのアマノウズメファンの立場は・・・と考えちゃいますが、どうも神功皇后アマノウズメは関係ないようで、関さんのこの本にはアマノウズメは出て来ません。しかし、猿田彦がヒラブ貝に手を挟まれて溺れ死ぬ逸話は、息子の応神(神武)に巻き返しを期待して、自分は呪いの儀式とともに果てたということのようです。

アマノウズメが急に、この部分に出てくるのは日本書紀の編纂者のかく乱作戦なのかもしれませんね。

 

これがここまでの私の理解ですが、そうなると、九州宮崎の高千穂伝説をこの仮説に当てはめる必要があります。

私のアタマで、どこまで考えが及ぶのか・・・

混乱は続きます・・・。