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新まにあリュージョン!

霊感なしのスピリチュアルオタク

古事記編纂1300年記念事業で、天の真名井周辺を元の姿に戻す計画があるとか

昨年末に、高千穂の天の真名井を初めて訪れました。

くしふる神社から歩いて行ける距離にあります。そのくしふる神社は高千穂神社から車ですぐの場所にあります。

高千穂神社は有名ですから、いつ行っても駐車場に車が多いですが、くしふる神社は玄人好みなのか、逸話や規模の割に参拝客が少ないようです。だから平日のこの日は遠慮なく、くしふる神社の小さな駐車場に車を停めて周辺を歩き回りました。

 

天孫降臨の時に、この地に水がなかったので、天上の神様が与えてくださった湧き水が、この天の真名井だそうです。

コンクリートで固められた、下町のような懐かしさを感じる川べりに、大きく茂ったケヤキの木がありました。

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ケヤキが3本あるらしく、その三本で小さな森ができているかのようです。

 

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ご神木ですから、しめ縄がかかっています。

小さな階段から中に入ると・・・

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たくさんのお酒がお供えされた祠があります。

後で知ったのですが、ここは「梨木平の桜」さんによると、瀬織津姫が祀られているとか。瀬織津姫が水の神様だと考えたら、むしろ当たり前かもしれませんね。

 

で、先ほどのしめ縄のケヤキの根元を覗くと・・・

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きれいな湧き水が、そこにはありました。

 

ちょっと日差しの関係で見づらいけど、由緒書きです。

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このとなりに、ケヤキの説明看板があったのですが、こケヤキがちょうど樹齢1300年なんですって。ちょうどというのはもちろん、古事記編纂が1300年前のことですから。

 

この日は12月の上旬で、暖冬の宮崎ですから、ちょうどモミジの紅葉がきれいな日でした。その紅葉をスマホで撮影している地元の方らしき女性の姿がありました。

人見知りの私ですからあまり人に声をかけたりはしないのですが、天の真名井はもっと厳かな山の中にでもあると思い込んでいたので、すぐ目の前でこの女性に場所を訪ねてしまったのです。するとさわやかな笑顔で、「ここですよ。」と教えてくださいました。

その方は、天の真名井の由来も教えてくださいましたし、また高千穂神話に造詣が深いようで、いろいろと立ち話をさせていただきました。

「地元で生まれ育って、当然ように過ごしてきたこの地が、日本で一番歴史が古い可能性がある伝説の神話の地だということに大人になって改めて気がつきました。荒立神社の神主さんとかにいろいろ教わりながら、高千穂周辺の八十八か所巡りもしました。」とのことです。

 

荒立神社の神主さんといえば、面識はないですが、興梠(こおろぎ)さんと言って、この世界では有名な人です。お祓いを頼むと、まるでよく当たるおみくじのように、的確なアドバイスを頂けるとか。

まあ、そんなマニアックなことを知っている私ですから、なんだか意気投合して立ち話に花が咲きました。

 

で、その女性が言うには、「この川周辺は、昔はほんとうに洗濯したり、子供が水遊びをするような、自然な姿の川だったんですって。そして、古事記編纂1300年記念事業で、この川を当時の元の姿に戻そうって計画が決まり、今、測量や下見中だそうですよ。それを国が事業としてやってくれるんですって。ぜひ、そうなったらまた見に来てくださいね。」と。

もちろん、楽しみにしています、と言ってお別れしました。

 

私は、ロマンを感じるいい話だなと思うと同時に、国が、古事記をちゃんと認めているのだなということに改めてびっくりしました。

日本書紀ならまだわかるのですが、古事記の編纂の1300年を記念してとは。

これも、最近の古事記ブームの一端なのかと思いました。古事記の出雲の話なんて、つい最近までただのおとぎ話だと思われていたのですね。しかし、ここ30年くらいで新し遺跡や銅剣や銅鐸が出雲周辺からどんどん出てきて、もうこれはおとぎ話として片づけられないということになっているようです。

 

天孫降臨」、つまり神様が日本に降り立ったのが神武天皇か、よくてその祖父くらいですから、アマテラスやスサノオの話は天上界の話題のはずです。

しかし、同じこの宮崎には天の岩戸があります。

天の岩戸神社の神職さんが「神道の世界では、アマテラスオオミカミも実在の人間であったと考えています。」と解説したのを聞いてびっくりし、そう言っておかないとこの天の岩戸もウソになっちゃうから、苦しい解釈をしているのだろうと思ったものです。

 

しかし、最近では私もアマテラスは実在したのが当然だという考えに変わってきています。おおざっぱに、1800年くらい前からのことを1300年前におとぎ話の神話に仕立て上げた人がいて、それがこの30年くらいで新事実とともに暴かれつつあるとは、なんと気の遠くなるようなロマンでしょう。

 

ちなみに、古事記ブームですが、かたや日本書紀の扱いはどうなっているのだろうかと考えました。というのも、最近になって記紀のことを調べたくて本屋でさがすのですが、ビックリするくらい、日本書紀関連の本がないのです。

よくよく調べたら、今は古事記編纂1300年というだけでなく、平成24年を皮切りに、日本書紀編纂1300年の平成32年までが記紀編纂1300年記念期間になっているようですね。32年に向けて、今度は日本書紀ブームが来るのか、楽しみにしています。